恵子猫奮闘記⑤感覚を味方につける

恵子猫奮闘記

気分が悪いことは、誰にでも起こることだ。
そして、抜け出そうとすると余計に囚われてしまうことも多い。

イライラ、モヤモヤ、ムカムカ……。
経験から、この感覚は上空の雲のようなもので、
突き抜けると晴れ間が広がっている、とは知っている。
でも、何度経験しても嫌な気分だ。
そして、どっぷりその感覚の中にいて、なかなか冷静になれない。

そんなときは、ひとまず内観している。
イライラ、モヤモヤ、ムカムカを言語化する。
今回の私の場合は、怒りという感情だった。

今回の登場人物は3人の私だった。
その3人が、それぞれ良かれと思ってやっていたことがうまくいかず、争いになっていた。

登場人物
1.進みたい私
2.ちゃんとやりたい私
3.自分の思ったことを受け入れようとする私

1番さん、進みたい私の言い分
・早くやろうよ、完璧にやろうとしたらいつまでも進まないよ

2番さん、ちゃんとやりたい私の言い分
・でも、もっと良くなるかもしれないし、発信者の私がちゃんとできていないといけないし

3.自分の思ったことを受け入れようとする私の言い分
・そうだね、いろんな意見があるよね、仲良くやっていこうよ

こんな感じ。
この3人、文字にしてみると、それぞれが、ちょっと難ありだとわかる。
それぞれが、怒りの原因になっている。

で、思考の根本の部分をバッサリ切ってみた。
「良い印象の人になる」
根元はここだと思った。
良い印象とは、優しい人、できる人、頼れる人などいろいろある。
自分が自分に対しても良い人になっていると、ごちゃごちゃのぐちゃぐちゃになる。
良い人をやってきた人ほど、陥りやすいのではないかと思う。
こうしたほうが良いという選択肢が、たくさん集まりすぎるのだ。

最近、私は、思考の根本をバッサリ切る気持ちよさに気付いた。
その後の体感が、爽快だった。
ばっさり切ってみたものは「人の気持ちをわかる」ということだ。
でも、「人の気持ちをわからなくていい」と、かなり前から気づいていたし、意識していた。
でも効果が弱かった。
そんな時は、違うルートをつくるといい。
違うルートを「自分の気持ちをわかる、違和感に気付く」にした。
すると、処理する時間もエネルギーも格段に減った。
そして、夫との会話もスムーズになった。
自分が楽になり、効果もあった。

さて、話をもとに戻そう。
「良い印象の人になる」ことをやめるために、違うルートを探してみた。
ピタッとくるものが浮かばない。
それなのに、記事にしている点で、良い人をやめれている気がする。
まあ、気付くだけでも効果はある。
これで、様子を見てみる。
そして、同じようなことで、また怒りが出てきたら、内観する。修正する。
薄皮を一枚ずつはがすような作業だけど、確実に、思考や意識が軽くなっているのだから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました